フレットのスリ合わせ

ギター、ベースのフレットは弾けば弾くほど減っていきます。

全部のフレットを使って全体的にチョーキングすれば均等に減っていきますが、それも難しいことでしょう。

大体Aの曲が多いと5から8フレットあたりが減っていきます。

チョーキングをしないと弦の下だけが減ってフレットがボコボコになってしまいます。

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あまりひどいとフレット交換しないといけなくなります。

まずは、一番フレットの低い所に合わせて全体的にフレットを削るスリ合わせをしましょう!

もともとジャンボフレットなら、削っても高さあるから余裕があるけど、フェンダー系のスモールフレットだとスリ合わせで削るとフレットの高さがなくなる場合もあります。

そう考えるとジャンボフレットは経済的です。

写真のギターはフレットがボコボコでしたが、ミディアムジャンボだったので スリ合わせですみました。

フレット専用ヤスリで削るとフレット上部が平らになってしまいます。

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この平らになったエッジ部分も削って丸くする必要もあります。

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あとはペーパーヤスリでだんだん目を細かくしていき仕上げます。

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高さは低くなりましたが、キレイによみがえりました。

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The ナット交換!

ギターやベースのヘッドとネックの間にある白色のナット。

これは、消耗品と考えてください。

このナットの弦が乗っている溝の深さ、幅が重要で、チューニングの狂いや弾き心地にも影響します。

あと、材質によっても音、弦のすべり方が違いますが、一般的に牛骨(牛の骨)を使います。

牛骨は程よい油を出してくれて弦の滑りを良くするという利点があります。

加工もしやすいですが、削る時に骨を削った臭い(異臭)がしるという欠点もあります。

安いギターやベースには、プラスチックが使われていますので、これを牛骨に変える方も多いと思います。

最近では、人工象牙の素材も出回っていますが、これはアコースティックなどに使うといいんじゃないかな。

まあ、いろいろ試して自分に合うものを見つけるといいと思います。

なんだかんだ言っても、牛骨が一番ベストじゃないかな。

ところで、こんな悩みがある方

「開放弦でビビり音がでる。」や「チューニング、チョーキングをするとキリキリ音がする。」や「弦がナット溝でガバガバしている。」などがある場合は、即交換するべし。

基本的に牛骨の場合、一本一本違うギターやベースのナットを手作業で削って成形していきます。

まず、角材に近い牛骨を付けるナット位置の幅、奥行きが合うまで削っていきます。

はじめは、グラインダーなどの機械で大まかに削り、仕上げはヤスリで慎重に削り過ぎないように位置に合わせていきます。

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ネック幅に合い溝におさまるまで微調整。

あとは、接着をして乾いたら弦の溝を切っていきます。

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ここからは、職人技。

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私は、溝切りのヤスリに大体3本と1弦用に1本使い、弦の太さに応じて使い分け、角度も考えて削ります。

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この作業は経験が無いと難しいと思います。

こんなこともエムジーズにおまかせ!

テレキャスターのジャックに注意!

テレキャスターのアウトプット・ジャックがすぐ緩んでくることでお困りの方が多いと思います。

これは、ジャック・プレートの中に鉄板が有り、この鉄板の角がジャック穴4箇所にささっていて、ジャックを鉄板に締めつけて固定しているのですが緩んで締めてをくりかえすことで、この鉄板が曲がってきます。しまいには、この鉄板ごと抜けてしまうこともあります。

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この取り付けシステムは、1950年から何も変わっていません。

ヴィンテージ・タイプのモデルは古さを出すためもあるのでしょうがありませんが、そうでなければ、こんな原始的なやり方は、トラブルもおきますので変えた方がいいと思います。

変えるのに、今まではジャックプレートをレスポール用の四角いプレートに交換をしていたりする方がいましたが、これですと、ネジ穴が4箇所ボディ・サイドに開いてしまいます。

これでは、元に戻した時にネジ穴が4箇所開いたままです。

そこで、最近では画像のようなソケットタイプの物が出てきました。

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これでしたら、ボディ・ジャック穴に2箇所ネジ穴は開きますが、ボディ・サイドにネジ穴は開かないから、元に戻した時でも大丈夫です。

アルミ削りだしで丈夫で軽いです。

お勧めです!

ギブソン純正ペグに注意!

ギブソンでカスタムショップ以外のペグは、壊れることがあります。

形はクルーソン・タイプなのに表からナットで締めつけるタイプのペグです。

この前も「3弦のペグが1個壊れたのでその壊れたペグだけ同じもの交換して」との依頼で交換したのに1カ月ぐらいで同じギターの今度は4弦のペグが壊れたとのこと。

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だいたい、このペグは歯車を納めているカバーのフタのとめ方が甘く衝撃でフタが吹っ飛ぶというパターンです。

応急処置で接着剤を使って接着してもだめです。

また、吹っ飛びます。

こんな時は、ペグ自体を違うメーカーのペグに交換しましょう。

グローバーペグは比較的に安く、頑丈で壊れにくいです。

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音的にはサスティーンが伸び、鳴りも大きくなります。

ギブソン社のギターでも少し前は、初めからグローバーペグが装着されたモデルもありましたが、見た目ヴィンテージ風ではないから廃止されたのかな?

あと、少しヘッドが重くなるのが欠点かな?

クルーソン・タイプの欠点としては、他にチューニングの狂いがあります。

特に3弦のチューニングの狂いに悩まされている方も多いと思います。

その理由でグローバー・ペグに交換される方も多いです。

ストレスをかかえるよりも交換をお勧めします。

他に世界のゴトーペグなどいろいろ有ります。

またガリ一丁!

またまた、ガリノイズが発生のギターが入院です。

やはり、70年代前後のギターやベースはそろそろポットの寿命がきているのかもしれません。

だましだまし接点復活剤を使ってもポットの中のカーボンがすり減ってますので、またガリが発生してしまいます。

で、30年以上前のギターですので内臓を取り換えることに。

やはりこのギターもコンデンサーがショボイ!配線も細い!

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ポット4個と、コンデンサー2個と、アウトプット・ジャック、配線材を交換。

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交換後は、やはり音の抜けがよくなり、太い音がするようになりました。

いろいろなご相談受付しています!

セミアコのガリノイズ!

セミ・アコースティックやフル・アコースティックは、f(エフ)ホールが開いていますが、この穴からほこりやペットの毛やその他の毛などが侵入して、ボリューム、トーン、スイッチ類の中に付着してしまいます。このほこりなどがバサバサやガサガサなどのガリノイズをだしてしまいます。

ひどい時には音量が下がったり、音が出なくなってしまいます。

まあ、このへんは消耗品でもありますのでパーツ交換すれば直りますので安心してください。

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といっても、セミアコやフルアコの場合レスポールみたいなコントロールの裏パネルがありません。

「どうして作業をするのかどうやってここに収めたのか」不思議に思っている人もいると思います。

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答えは、リア・ピックアップ・キャビティ―から全部の内臓を出して外で作業をしてから元に戻します。

この戻す時に針金を使います。

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外の作業の時にあらかじめスイッチ、ジャック、ボリューム、トーンコントロールの位置を決めてから戻した方がやり易いです。

私は、自作のコントロール位置決め機を作って使っています。

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とにかく戻す作業が一番大変です。

自信がない人はやめた方がいいと思います。

そして、エムジーズに持ってきてください。

バッチリ直します。