今回は、フェンダージャパンの分厚いポリウレタン塗装を剥がして、ラッカーのフィエスタレッドにリフィニッシュしてから、エイジングとウェザーチェックを入れるというご依頼です。

まず分厚いポリウレタン塗装は、下地塗装を残して中塗りと上塗り塗装をヒートガンの熱で塗装を柔らかくし、スクレーパーでペロンと剥がして行きます。下地の塗装は木地を痛めつけない為にも荒い番手からサンドペーパーで削って行きます。

塗装が綺麗に剥がれましたので、色止めウッドシーラーから塗って行きます。この下地塗装はすごく重要で、下地塗装の段階でハジキなどの塗装トラブルが起きるとその上に塗った塗装が乗らなくなり、仕上がりに影響が出ます。今回は塗装トラブル無しでウッドシーラーが塗れましたので、表面を平坦にする為、サンディングシーラーを塗ってはサンディングしてを繰り返して凹凸を無くします。

次にアンダーコート無しで調色したフィエスタレッド・カラーを塗って行きます。アンダーコート無しの為全体的に薄く仕上げられ、後のレリック加工もやり易くなります。

今回はヴィンテージ風レリック加工の仕上がりにするので、この後クリアー塗装の焼け感の飴色クリアーを塗り、その上にクリアーラッカーを重ねて、トップコートは半艶クリアーを塗ります。

塗装を十分乾燥乾燥させてからエイジング加工をして行きます。エルボー部、ジャックプレート下、ボディバックのバックル部など当たったり擦れたりする部分の塗装を剥がして行きます。続いて色々な突起物を使い打痕を付けて、細かい傷なども付けて行きます。塗装を剥がして木地が見えた部分は木の色になりますので、濃いシースルーブラウンで染めて汚れ感を出します。

続いて急冷却でウェザーチェックを入れて行きます。ウェザーチェックを急冷却で施工すると、先に打痕や塗装剥がしなどをしましたので、その部分を関係した塗装のひび割れがおきますので、自然な感じに仕上がります。

後はパーツを元に戻し、ネックをセットして、弦を張り調整して完成です。見た目と質感の変化はもちろん、音の鳴りも良くなりました。ご依頼されたお客様は遠方から取りに来られて、ご満足されてかれました。ありがとうございました。


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