最近のギブソンレスポールスタンダードは、レギュラー品はコイルタップ、シリーズ・パラレルスイッチなどいろいろな装備が付いて遊べます。が、音質に関しては音やせをして、音が通らない感じがします。ご依頼主様もそう感じていて持ち込まれました。
この近代的なアッセンブリーを昔ながらの‘50s配線に交換します。このアッセンブリーは基板にカプラー接続なので、カプラーを外してポットのナットを外せばハンダごてを使わず簡単に取り外すことができます。
新しく付けるポットとコンデンサーとアース線はギターの外でハンダ付けします。ある程度方向や形が決まったらボディのキャビティー内に納めポットをナットで締めます。あとは、元々のピックアップの配線がカプラーなので、線を剥いてポットにハンダ付けします。あとトグルスイッチからの配線はメタルワイヤーで新たに配線し直します。それをポットとアウトプットジャックにハンダ付けします。ハンダは全てケスター44。
出来上がってサウンドチェックしました。前より音が太くなり、音抜けもよくなりました。今回も裏蓋を閉めてしまえば、わからないかもしれない箇所ですが、この隠れた所が大事だと思います。音を出せば変わったことが分かると思いますのでご安心を!ご依頼主様も満足いただけましたでしょうか?また何かございましたらよろしくお願いいたします!
はじめまして。2022年製クラシックを買ってワイヤー交換したいと思っていたので興味深い記事ありがとうございます。
ちなみにポッドはロングタイプでしょうか?
コメントありがとうございます。
ポットはロングタイプではありません。