ツインリバーブのオーバーホール奮闘記③

先月ついに70年代のツインリバーブが復活しましたので、報告します。

かれこれ2ヶ月前に、音が出たり出なかったり、音が出ても歪んだ汚い音、ガリのノイズも出る、スピーカー片方鳴らないといった状況で入ってきて、これを復活させる目的でオーバーホールが始まりました。

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もともとは、こんな感じでした。

10年以上も物置に眠っていたみたいです。(もったいない)

不具合があったパーツはすべて交換し、チューブもすべて交換し、接触不良を無くし、半田をやり直ししたりして復活に成功しました。

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本来のクリーンで甘いトーンがよみがえりました。

ついでに外側も汚かったのできれいにしておきました。

このアンプもそうですが、閉まって置かないで使ってあげましょう。

使わないより使った方が調子がいいと思います。

ツインリバーブのオーバーホール奮闘記②

奮闘記①に続いて②は、アンプ部です。

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中を空けていと通り見てみました。

パーツの焦げや破損、半田の取れ、電解コンデンサーの液漏れがないかチェック!

見てみるとパーツの錆が目立ちます。

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特にジャック部で、この部分が錆びると音が出なくなったり、ブツブツノイズが出たりするので、要交換です。

あとの消耗品は、ポットで古くなるとガリノイズが出てひどいと音が下がったり出なかったりするポイントがあったりします。

これは、クリーニングや交換で対処。

入り口と出口は、新品パーツにすることでスムーズに効率良くなります。

この続きは③で。

乞うご期待!

マーシャルキャビネットのジャックに注意!

最近のマーシャルキャビネット裏のジャック部はステレオ・インで繋げられるようになっているモデルがあります。

だいたいJCM900からのモデルがそうだと思います。

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このジャック部が、ちとくせもので音が出なくなったり、こげた臭いがしたりする時があります。

他にも、アンプ部が壊れて音が出なくなったり、こげた臭いがしたりする時もあります。

今回修理で入ってきたアンプも、こげた臭いがして、挙句の果てに音が出なくなったみたいです。

今回はセパレート・タイプのアンプでしたので持ち込まれたヘッドと別のキャビネットでチェックしたら音が出ました。

これで、音が出ない原因がヘッド部ではないことがわかります。

続いて、キャビネットのジャック部基盤の半田をチェック。

やはり、半田が取れかかっていてそこのジャック本体プラスチック部が解けていました。

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臭いも嗅いだら、こげた臭いで臭かった!

キャビネットのジャックがすべてこうなるわけではなく、ジャックにスピーカーケーブルを挿したまま移動したり、挿したままどこかにぶつけたりすると、この現象が起きます。

特にいろいろな人が使うアンプにこの現象がおきやすいです。

こんな時は新しいジャックに交換すれば直りますが、また起こる可能性もあります。

くれぐれも、スタジオやライブハウスや部室でのアンプの取り扱いには気をつけましょう!

ツインリバーブのオーバーホール奮闘記①

シルバーフェイス70年代のツインリバーブはよく見かけますが、音はいいんだが、重量が重い為運ぶのに腰を痛めたりして手放してしまう人も多いと思います。

中にはかなりくたびれてボロボロな物も多いです。

中古市場でも値段がピンキリで状態が悪い物は安いですが、後々修理代のことも考えなければならないと思います。

今回修理依頼で入ってきたこのアンプもかなりくたびれて、スピーカー2個の内片方は音が出なくて、スピーカー配線も取れかかっています。

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音を出しても、音量が上がらずガリノイズ、ハムノイズも出ます。

真空管もかなり古い物が付いていて20年以上も前から使われていなかったような感じです。

とにかく、普通に使える状態にすることが今回のミッション!

まず、とんでいるスピーカーを外すことからだが、なかなか外れない!

このとんでいるスピーカーはなんと昔のJBLですごくもったいないなーって感じ。

かなり苦戦したが、無事外れた。

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今日はここまで!

こんな感じでこつこつとやっていきます。

Roland JCのジャックに注意!

30年以上前から定番と言われていてギタリストに好まれているギターアンプ、ローランドのジャズコーラス。

このアンプは、使いやすく、クリーンなサウンドが出せ、パワーがあり、内蔵のステレオ・コーラスで広がりも出せるという優れもの。

音楽スタジオやライブハウスでも必ずといっていいほど必需品的に置いてあります。

しかし、このアンプにも落とし穴(ウイークポイント)があります。

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それは、ジャック類です。

昔の初期モデルは、丈夫な金属製のジャックが初めから付いていて、そんなに破損することはありませんが、最近のモデルになるとプラスチックのジャックに変更されています。

このプラスチック・ジャックがジャックの抜き差しで破損(古くなると劣化)してしまいます。

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現に何度も修理で持ってくるお客さんが何人もいます。

破損したジャックを同じ新しいジャックに交換すればそれでOKなのですが、新しい物に交換してもまた同じく破損してしまいます。

しかも、メーカーから同じジャックをパーツとして取り寄せることが不可能になってしまい、アンプを修理扱いでメーカーに出すしかありません。(何年か前はパーツとして注文できたのに!)

で、このジャックの代替になるジャックがあるので、その代替ジャックに交換することにしました。

その代替ジャックは3端子あるスイッチジャックです。

しかし、今までのプラスチックジャックでは基盤に直接半田づけだったけど、今度は基盤に直接半田づけができないです。

だから、配線を1ジャックに対して3本づつ半田すればOK!

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基盤に直接半田づけのジャックは、使っていると端子が半田から外れたり、端子が折れたりのトラブルも多いので、新しいやり方にすればこういうトラブルもありませんので安心して使えると思います。

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見た目も頑丈で壊れなさそうでしょ!

スピーカーのコーン紙に注意!

スピーカーは消耗品として考えよう!

低音をよく出していると、そのうちにコーン紙や、エッジが破けて音を出した時にビリビリ鳴ります。

こうなりましたら、ユニットごと交換か、コーン紙やエッジを貼り替えれば直ります。

スピーカーから音が「ウン」とも「スン」とも言わなくなったら飛んじゃってます。

ユニットごと交換は、はずして新しいユニットを付ければ元の音にもどります。

コーン紙やエッジを貼り替えの方が、金額的には安く済みますが、サウンドが変わるおそれがあるのと、コイルは古いままですので今度はコイルがいっちゃう可能性が高いということです。

どちらにしても、いつかは壊れてしまいます。

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音量が上がらない!!

ヒューズが切れたというベースアンプが修理で入ってきた。

ヒューズが切れるということは過大入力が一瞬に入ったか、トランスがNGか考えられることはいろいろある。

よく「ヒューズが切れたから新しいヒューズ下さい。」というお客さんがいますが多分また切れるでしょう。

ヒューズは、何らかの原因があって保護する為に切れるようになっています。

今回のアンプは、ヒューズを変えて音が出たが、音量が上がらない。

マスターボリュームを上げても半分以下。

インプットジャック側のシールドプラグを動かすと上がったり下がったり、これはジャック不良かジャック端子が基盤から浮いちゃっているかが原因。

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このアンプは、分解してインプットジャックを新しい物に交換して完了!!

注意:アンプ内部は感電するおそれありますので良い子はまねをしないように!!

アンプのLED球切れ!

ベースアンプには、大体インプット側のプリアンプ・ゲイン・ボリュームに歪みを抑える為のクリッピング・ランプと、パワーアンプ部のマスター・ボリュームにスピーカーを保護する為のクリッピング・ランプがあります。

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これは、意外と切れるもんで、新しいアンプではそんなことはありませんが、10年以上経過したアンプは要注意!

スイッチをONにした時に一瞬点きますが、この時点で点かなかったら疑ってみてください。

で、今回同じ色と大きさのLEDに交換してクリッピングで点くようになりました。

アンプが焦げたにおいで臭い!

お客さんから、「マーシャルアンプが突然焦げた臭いで臭いから見てください。」と言われ、電源を消して少したってもまだアンプの換気口から何か樹脂系を燃やして溶けたような臭いがしました。

これはアンプ内のどこかパーツが焦げていると思い、まず中を開け焦げたパーツを探すことにしました。

ネジを外しアンプの箱からシャシーを外し、アンプ内にまだ多大な電気が残っているので放電してから作業開始。

※注意:感電する恐れがあり、大変危険ですので素人の方はやらないように!

とりあえず、パーツの異変を探したらありました。

真っ黒焦げのパーツ。形的にセラミックコンデンサー。

触ってみると灰のようにこなごな状態。

コンデンサーならコンデンサーの値が書いてあるはずなのに焦げてこなごな状態でわからず。

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ネットにて回路図を発見!

22pfで500V耐圧のコンデンサーでした。

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その周辺の基板をキレイにしてコンデンサーを半田付け。

近辺の外れかけたパーツも半田し直しして完了。

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今回のトラブルは間違ったアンプの使い方をして起きたみたいでした。

アンプは、正しい使い方で使いましょう!