Fenderから1968年より生産されたペイズリー柄のテレキャスターがありますが、このペイズリー柄はペイントで描いているわけではなく、ペイズリー柄の壁紙をギターボディーのトップとバックに貼り、周りをわからないようにボカシを入れサンバーストに塗装されています。今回はこのやり方で、G&LのASAT Thinelineをペイズリー柄に変身させます。

まずは、ボディの塗装を剥がします。このギターは元々サンバーストでしたので、木自体にイエローが染みていますが、トップとバックは壁紙を貼るのでイエローが残っていても問題ありません。
次に壁紙を貼っていきますが、ギタートップとバックの幅より壁紙の幅の方が短い為、壁紙幅の短い部分に合わせて外周をカットすることにしました。
次にこの壁紙をタイトボンドで貼ります。貼った後fホール、コントロール部、ブリッジ部、ネックポケット、ピックアップ部をカットし、ネジ穴を開けます。

これで塗装前の準備が出来ましたので、これから塗装をして行きます。このギターの材はアッシュですので壁紙を貼った部分以外、フィラーで導管を埋め拭き取り乾かします。次にボディ全体に吸い込み止めのシーラーを塗ります。ここで溶剤が壁紙の印刷を溶かさないよう少量からスプレーガンで拭いて行きます。

壁紙も解けずに問題なかったので、次にサンディングシーラーを塗っては削りを繰り返して、壁紙の段差を無くしてボディ表面を平らにして行きます。平らになったらボディと壁紙の境を目立たなくし木目を隠ぺいする為、シルバーメタリックでバーストをかけます。

次に、クリアーにブルーステインを混ぜてシルバーバーストの外側に、スプレーガンで拭いて行きます。

これで、木部と壁紙の境と段差がなくなりました。あとは、クリアーを重ねて乾燥させ磨いて完成です。すごくカッコ良くできたと思います。




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