Tokai Les Paulをオールラッカーにリフィニッシュ

物価の高騰などで最近楽器がすごく値上がりしています。フェンダー、ギブソンなどの輸入楽器は尚更円安の影響でカスタムショップ製だと3桁万円なんてギターが増えてきています。こんなにギターやベースが高くて買えないので、今所持しているギターやベースを希望のラッカーカラーにリフィニッシュして楽しむ方が増えてきています。今回はTokaiでもレスポールカスタムの上位機種です。Tokaiの上位機種といっても塗装に関してはポリウレタン塗装でトップコートのみラッカーなので、これをオール・ニトロセルロースラッカーにリフィニッシュのご依頼です。ヘッドのロゴ、インレイ部分はオーバーラッカーで、深さが浅いシリアルナンバー刻印とMADE IN JAPANのスタンプは極力残す方向で進めました。

Tokai Les Paul Top
Tokai Les Paul Back
Tokai Les Paul Head Top
Tokai Les Paul Head Back

塗装を剥がしてわかりましたが、このモデルは国産の上位機種だけに木も厳選された良い材質を使っているのがわかると思います。この機種はネックをディープジョイント、パーツにもこだわりがある素晴らしい一品です。

マホガニー目止め

まず、目止めベースを摺り込ませてマホガニーの導管を埋めます。あと全体にサンジングシーラーを塗って乾かしサンディングしてを繰り返して表面を平坦にして行きます。

サンジングシーラー塗り

表面が平坦で綺麗になったら、バインディングにマスキングをしてラッカーブラックを塗ります。

ラッカーブラック塗装
ラッカーブラック塗装

バインディングのマスキングを外して、クリアーを重ねて行きます。最終的にトップコートをご依頼どおりの少し艶を抑えた半艶で塗りました。

トップコート塗装

自然乾燥させて塗装は完了です。

ラッカーリフィニッシュ完成

パーツを元に戻して、弦を張り調整をして完成です。ラッカーで高級感あり、カスタムはやはりゴールドパーツにブラックがかっこいいですね。漆黒に輝く名器です!

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