また、お客さんがジャズベースのシングル・サウンドをパワーのあるハムバッキング・サウンドにしたいというご要望ではじまりました。
そもそも、ジャズベースはシングルコイルのPUが2個パラレル(並列)で配線されています。
まあ、これでもジャズベースならではのいい音がします。
これをシリーズ(直列)配線にすればパワーが上がりハムバッキング・サウンドになるということです。
で、気をつけなければいけないことは、今回搭載したバルトリーニみたいに配線が+(HOT)とアース線しか無い場合です。
PUの裏を見るとPUから端子が3つ出ています。
+(HOT)はすぐわかりますが、残りの2つの端子にアース配線が半田してあります。
このどちらかが-(コールド)かアースです。
調べるのに、一旦端子から配線を外し、+とどちらかの端子をテスターでつなぎ抵抗が計れる方が-(コールド)です。
そうしたら、-(コールド)端子に新しい別の配線をつなげばOK。
手術完了。
あと、今回はシリーズ、パラレルをプッシュ・プルのトーンポットでスイッチ切替でできるパーツを使用しました。
完成して試奏した感想です。
スイッチOFF状態でパラレルだから標準のジョズベ・サウンドで、スイッチONにするとパワー、音圧が上がりますが基本的にジャズべ・サウンドで安心。
けっして、ミュージックマンのスティングレイ・サウンドにはなりませんのであしからず。
ミュージックマンのスティングレイ・サウンドを期待していた方は残念かもしれませんが、これはこれでアクティブ・ジャズべ・サウンドみたいで使えると思います。
ここぞという時にスイッチONでガツンとやってみてください。
今回搭載したバルトリーニ9Sは、甘い音がしてノイズが少ないです。
お勧めです。