ネックそり矯正アイロン登場!

ネックが反った時にトラスロッド調整でネックを修正しますが、トラスロッドでも修正できないネックや、トラスロッドがもう締められない状況や、ネックのねじれ、ネックの波うち、トラスロッドの無いネックの場合は、ネックアイロンの出番です。

このネックアイロンは、温度調整付のまっすぐな鉄板の棒で、スペーサーを使ってクランプでネックをまっすぐな棒に矯正して締めつける方法で使う工具です。

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これを使えばどんなネックでも大丈夫!

ネックが反ったりねじれた時は、悩まず相談してください。

Roland JCのジャックに注意!

30年以上前から定番と言われていてギタリストに好まれているギターアンプ、ローランドのジャズコーラス。

このアンプは、使いやすく、クリーンなサウンドが出せ、パワーがあり、内蔵のステレオ・コーラスで広がりも出せるという優れもの。

音楽スタジオやライブハウスでも必ずといっていいほど必需品的に置いてあります。

しかし、このアンプにも落とし穴(ウイークポイント)があります。

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それは、ジャック類です。

昔の初期モデルは、丈夫な金属製のジャックが初めから付いていて、そんなに破損することはありませんが、最近のモデルになるとプラスチックのジャックに変更されています。

このプラスチック・ジャックがジャックの抜き差しで破損(古くなると劣化)してしまいます。

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現に何度も修理で持ってくるお客さんが何人もいます。

破損したジャックを同じ新しいジャックに交換すればそれでOKなのですが、新しい物に交換してもまた同じく破損してしまいます。

しかも、メーカーから同じジャックをパーツとして取り寄せることが不可能になってしまい、アンプを修理扱いでメーカーに出すしかありません。(何年か前はパーツとして注文できたのに!)

で、このジャックの代替になるジャックがあるので、その代替ジャックに交換することにしました。

その代替ジャックは3端子あるスイッチジャックです。

しかし、今までのプラスチックジャックでは基盤に直接半田づけだったけど、今度は基盤に直接半田づけができないです。

だから、配線を1ジャックに対して3本づつ半田すればOK!

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基盤に直接半田づけのジャックは、使っていると端子が半田から外れたり、端子が折れたりのトラブルも多いので、新しいやり方にすればこういうトラブルもありませんので安心して使えると思います。

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見た目も頑丈で壊れなさそうでしょ!

ダブルネックSG

最近あまり見かけなくなったダブルネックSGが修理で入って来ました。

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ダブルネックのギターといえば、「天国への階段」か「ホテルカリフォルニア」を思い浮かべる人が多いでしょう。

このギターのオーナーもさんジミーペイジ好きの方でした。

大事に使ってやって長生きさせてやって下さい!

お大事に!

マルハの珍ギター!

今日、修理で入ってきたアコースティックギターのメーカーが、珍しい1970年代ぐらいのマルハ!

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ソーセージメーカーじゃないよ!

1970年代は、ドラムメーカー(Pearl)が日本でギターを作っていたりで、今ではこのような珍ギターも面白い!

このマルハ・ギターも純日本製のオールド・ギターだが、今ではオールドといっても安く売られています。

状態もあまり良くない物が多いのも事実で、このギターも入ってきた時はすごく弦高が高くてハイポジションを押えるのが大変。

できる限り弦高を下げてやりました。

古い楽器も大事に使えば長生きするよ!

続、フレットのスリ合わせ!

今日は、また違う患者さん(ギター)のフレットスリ合わせをしました。

ヴィンテージタイプのフェンダー系は細いスモールフレットを使っている為、フレットの減りが早いです。

あと、弦が張られた状態でギターを倒したり、どこかにぶつけたりしますと、1、2カ所くらいフレットに弦のすじが付いて陥没していることがあります。(チョーキングをした時に何か引っかかりがある状態)

これもフレットをスリ合わせしないと直りません。

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フレットを削ったあとは、フレットが平になっていますので上部を丸く仕上げて完成!

新品のようにキレイになりました。

めでたし!めでたし!

エレキベースの適正弦高!

ギターよりベースの方が弦の揺れが大きいので、あまり弦高が低いとフレットに当たりビビり音が発生してしまいます。

そのため、ギターより弦高をあげなければなりません。

その適正弦高は、12フレット1弦側で2.5mm、4弦側3mmです。

これでもビビり音が発生する場合は、ネックが反っているか、フレットが一部分だけ減っているかです。

確かめてみてください。

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スピーカーのコーン紙に注意!

スピーカーは消耗品として考えよう!

低音をよく出していると、そのうちにコーン紙や、エッジが破けて音を出した時にビリビリ鳴ります。

こうなりましたら、ユニットごと交換か、コーン紙やエッジを貼り替えれば直ります。

スピーカーから音が「ウン」とも「スン」とも言わなくなったら飛んじゃってます。

ユニットごと交換は、はずして新しいユニットを付ければ元の音にもどります。

コーン紙やエッジを貼り替えの方が、金額的には安く済みますが、サウンドが変わるおそれがあるのと、コイルは古いままですので今度はコイルがいっちゃう可能性が高いということです。

どちらにしても、いつかは壊れてしまいます。

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ピックアップの高さに注意!

アンプで音を出した時だけ割れた変な音がするエレキギターが修理で入って来ました。

ピックアップを見てみると、ポールピースと弦との間隔があまりないことが判明。

適正な間隔がない為、これでは無理ありません。

この場合、ピックアップを下げれば問題解決だが、このギターのピックアップはボディに直接ネジ止めの為、これ以上下がりません。

ネックが純反りだったので、反りを直してブリッジで弦高を上げて、ポールピースと弦とのスペースができ、バッチリ直りました。

アンプにつなげクリーンな音でも割れずに本来のいい音がするようになり満足。

近すぎず、遠すぎずの仲が大事!

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音量が上がらない!!

ヒューズが切れたというベースアンプが修理で入ってきた。

ヒューズが切れるということは過大入力が一瞬に入ったか、トランスがNGか考えられることはいろいろある。

よく「ヒューズが切れたから新しいヒューズ下さい。」というお客さんがいますが多分また切れるでしょう。

ヒューズは、何らかの原因があって保護する為に切れるようになっています。

今回のアンプは、ヒューズを変えて音が出たが、音量が上がらない。

マスターボリュームを上げても半分以下。

インプットジャック側のシールドプラグを動かすと上がったり下がったり、これはジャック不良かジャック端子が基盤から浮いちゃっているかが原因。

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このアンプは、分解してインプットジャックを新しい物に交換して完了!!

注意:アンプ内部は感電するおそれありますので良い子はまねをしないように!!

アンプのLED球切れ!

ベースアンプには、大体インプット側のプリアンプ・ゲイン・ボリュームに歪みを抑える為のクリッピング・ランプと、パワーアンプ部のマスター・ボリュームにスピーカーを保護する為のクリッピング・ランプがあります。

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これは、意外と切れるもんで、新しいアンプではそんなことはありませんが、10年以上経過したアンプは要注意!

スイッチをONにした時に一瞬点きますが、この時点で点かなかったら疑ってみてください。

で、今回同じ色と大きさのLEDに交換してクリッピングで点くようになりました。