Flying V シルバーバーストにリフィニッシュ

Gibson ’83 Flying V ブラウン・カラーを80年代に存在したシルバーバーストにリフィニッシュです。

before

まず、オールマホガニーですので、同感を埋める為目止めベースを塗り込みます。目止めベースには泥が入っていますので、この泥が導管に入り込み凹凸を無くしていきます。フィニッシュがシースルー系ですと、この目止めベースにカラーステインやカラーのアニリンダイを混ぜて使いますが、今回は塗り潰しなのでそのままの色でシンナーで薄めて使いました。

次にサンディングシーラーで表面が平らになるまで、塗り重ねては乾かして削り、塗り重ねては乾かして削りを繰り返して平らにしていきます。

下地〜中塗り

次にシルバーを吹きます。シルバーはシルバーの細かい砂が塗料カップの中で沈澱してしまいますので、スプレーガンのうがいをしたり、塗料カップを振ったりして混ぜながら吹きます。メタリック系は粒子の配列を整える為、スプレーガンの吹き方も変えてやらなくてはなりません。あと、吹いた後はそこら中にメタリック粒子が飛び散っていますので、次の塗装に影響が出ないように掃除もしっかりしなくてはなりません。

シルバー塗装

シルバーバーストのご依頼ですので、トップ、バック、サイド、ネック、ヘッドサイドにブラックのバーストをかけていきます。

バースト塗装TOP
バースト塗装BACK

ヴィンテージカラーがイメージでしたので、この後飴色を吹きます。

飴色塗装

次にクリアーを重ね艶を出し、乾かします。

after

パーツを戻して組み上げ、弦を張り調整して完成です。懐かしさのある80年代仕様が再現できたと思います。

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