ダブルネックSG

最近あまり見かけなくなったダブルネックSGが修理で入って来ました。

f:id:mgs-shizuoka:20111105003102j:image:w360

ダブルネックのギターといえば、「天国への階段」か「ホテルカリフォルニア」を思い浮かべる人が多いでしょう。

このギターのオーナーもさんジミーペイジ好きの方でした。

大事に使ってやって長生きさせてやって下さい!

お大事に!

マルハの珍ギター!

今日、修理で入ってきたアコースティックギターのメーカーが、珍しい1970年代ぐらいのマルハ!

f:id:mgs-shizuoka:20111031175513j:image:w360

ソーセージメーカーじゃないよ!

1970年代は、ドラムメーカー(Pearl)が日本でギターを作っていたりで、今ではこのような珍ギターも面白い!

このマルハ・ギターも純日本製のオールド・ギターだが、今ではオールドといっても安く売られています。

状態もあまり良くない物が多いのも事実で、このギターも入ってきた時はすごく弦高が高くてハイポジションを押えるのが大変。

できる限り弦高を下げてやりました。

古い楽器も大事に使えば長生きするよ!

続、フレットのスリ合わせ!

今日は、また違う患者さん(ギター)のフレットスリ合わせをしました。

ヴィンテージタイプのフェンダー系は細いスモールフレットを使っている為、フレットの減りが早いです。

あと、弦が張られた状態でギターを倒したり、どこかにぶつけたりしますと、1、2カ所くらいフレットに弦のすじが付いて陥没していることがあります。(チョーキングをした時に何か引っかかりがある状態)

これもフレットをスリ合わせしないと直りません。

f:id:mgs-shizuoka:20111028194716j:image:w360

フレットを削ったあとは、フレットが平になっていますので上部を丸く仕上げて完成!

新品のようにキレイになりました。

めでたし!めでたし!

エレキベースの適正弦高!

ギターよりベースの方が弦の揺れが大きいので、あまり弦高が低いとフレットに当たりビビり音が発生してしまいます。

そのため、ギターより弦高をあげなければなりません。

その適正弦高は、12フレット1弦側で2.5mm、4弦側3mmです。

これでもビビり音が発生する場合は、ネックが反っているか、フレットが一部分だけ減っているかです。

確かめてみてください。

f:id:mgs-shizuoka:20111028221834j:image:w360

スピーカーのコーン紙に注意!

スピーカーは消耗品として考えよう!

低音をよく出していると、そのうちにコーン紙や、エッジが破けて音を出した時にビリビリ鳴ります。

こうなりましたら、ユニットごと交換か、コーン紙やエッジを貼り替えれば直ります。

スピーカーから音が「ウン」とも「スン」とも言わなくなったら飛んじゃってます。

ユニットごと交換は、はずして新しいユニットを付ければ元の音にもどります。

コーン紙やエッジを貼り替えの方が、金額的には安く済みますが、サウンドが変わるおそれがあるのと、コイルは古いままですので今度はコイルがいっちゃう可能性が高いということです。

どちらにしても、いつかは壊れてしまいます。

f:id:mgs-shizuoka:20111023192337j:image:w360

ピックアップの高さに注意!

アンプで音を出した時だけ割れた変な音がするエレキギターが修理で入って来ました。

ピックアップを見てみると、ポールピースと弦との間隔があまりないことが判明。

適正な間隔がない為、これでは無理ありません。

この場合、ピックアップを下げれば問題解決だが、このギターのピックアップはボディに直接ネジ止めの為、これ以上下がりません。

ネックが純反りだったので、反りを直してブリッジで弦高を上げて、ポールピースと弦とのスペースができ、バッチリ直りました。

アンプにつなげクリーンな音でも割れずに本来のいい音がするようになり満足。

近すぎず、遠すぎずの仲が大事!

f:id:mgs-shizuoka:20111020174548j:image:w360

音量が上がらない!!

ヒューズが切れたというベースアンプが修理で入ってきた。

ヒューズが切れるということは過大入力が一瞬に入ったか、トランスがNGか考えられることはいろいろある。

よく「ヒューズが切れたから新しいヒューズ下さい。」というお客さんがいますが多分また切れるでしょう。

ヒューズは、何らかの原因があって保護する為に切れるようになっています。

今回のアンプは、ヒューズを変えて音が出たが、音量が上がらない。

マスターボリュームを上げても半分以下。

インプットジャック側のシールドプラグを動かすと上がったり下がったり、これはジャック不良かジャック端子が基盤から浮いちゃっているかが原因。

f:id:mgs-shizuoka:20111021144430j:image:w360

このアンプは、分解してインプットジャックを新しい物に交換して完了!!

注意:アンプ内部は感電するおそれありますので良い子はまねをしないように!!

アンプのLED球切れ!

ベースアンプには、大体インプット側のプリアンプ・ゲイン・ボリュームに歪みを抑える為のクリッピング・ランプと、パワーアンプ部のマスター・ボリュームにスピーカーを保護する為のクリッピング・ランプがあります。

f:id:mgs-shizuoka:20111020134756j:image:w360

f:id:mgs-shizuoka:20111020134859j:image:w360

これは、意外と切れるもんで、新しいアンプではそんなことはありませんが、10年以上経過したアンプは要注意!

スイッチをONにした時に一瞬点きますが、この時点で点かなかったら疑ってみてください。

で、今回同じ色と大きさのLEDに交換してクリッピングで点くようになりました。

SGのアッセンブリーはこうしよう!

いやー。修理やら何やらで忙しくてブログの更新できなくてすみませんでした。

今日は、内臓移植SG編です。

内臓移植といってもピックアップ以外のアッセンブリー交換で音を劇的に良くしようというミッションでスタート!

ベースとなるギターは国産BブランドのSGタイプです。

f:id:mgs-shizuoka:20111004181411j:image:w360

このギターは材が良いので交換後も期待できそう♪

ギターの裏ブタを開け、パーツを確認。

やはり安い小さいコンデンサー、すぐにガリノイズが出そうなポット、たよりなく細い配線、すぐ音が途切れそうなジャックを発見!!

これでは、音、耐久性に問題あり!

今回の交換パーツは、ボリュームポット×2、トーンポット×2、コンデンサー×2、アウトプットジャック、配線、あと半田を銀半田にしました。

f:id:mgs-shizuoka:20111008164429j:image:w360

ポットは国産のミリサイズからU.S.Aのインチサイズに交換の為、ボディ側の穴を広げました。

ジャックは最初から大きめな穴だったのでそのままで入りました。

絶縁しなければならない所は収縮チューブ付けてショートのトラブルに対処。

あとはきれいにセッティング。

f:id:mgs-shizuoka:20111008202558j:image:w360

完成後の感想は、ローが前より出るようになり、しかし音がぼやけずスカッと抜け、レンジが広くなり、エフェクターの乗りも良くなった感じです。

耐久性も良くなりましたので、この先安心して使えるでしょう。

いやー。想像以上に良くなりました。

めでたし、めでたし!

クルーソンからグローバーに

ヴィンテージタイプのギターにはクルーソンタイプのペグが付いていますが、このペグは見た目カッコいいんですがチューニングの狂いやスムーズさには少し欠けます。

f:id:mgs-shizuoka:20110913122626j:image:w360

そこで、グローバーなどのロトマチックタイプに交換すれば、チューニングは狂いにくくなりスムーズになります。

f:id:mgs-shizuoka:20110913123716j:image:w360

初めからグローバーペグが付いているモデルもありますが、これは初めから機能性を重視したモデルになっています。

機能性を取るか、ヴィンテージの雰囲気を取るかはプレイヤー次第だと思います。

ここでは、クルーソンからグローバーに交換の説明をします。

まずは、弦を全部外し、ペグの裏ネジをゆるめペグを外します。

この時点でヘッドにはブッシュだけが付いた状態ですが、このブッシュを取るのには慎重にやらないとヘッド表が割れてしまうおそれあり。

裏から専用の棒で押し出します。

f:id:mgs-shizuoka:20110913123322j:image:w360

これでヘッドにペグ類が全部外れ、ネジ穴が空いた状態です。

このネジ穴が気になる方は、似たような色の棒をネジ穴ぐらいに削り埋めこみます。

f:id:mgs-shizuoka:20110916160655j:image:w360

あとは、新しいペグを取り付けていきますが、このままではグローバーペグの方が太い為入りません。

ここで専用リーマーを使い穴を広げます。

f:id:mgs-shizuoka:20110913204104j:image:w360

これで新しいグローバーペグ入りますので上部ナットと裏ネジを締めてできあがり。

f:id:mgs-shizuoka:20110917181437j:image:w360

交換後は、グローバーペグの方がサスティーンが伸び、よりギターの鳴りが良くなります。

お試しあれ!